うー;><

ちょっとリアルな事情でしばらくネットに繋げなくなっちゃうので暫く更新できません;><

復帰は未定です;;

かえってきたらまた宜しくです〜^^

草刈りのリオ

「あーあー、めんどくせーなー」
 今日もセリス様に叱られたプリーストのリオ=ウェルノークはグラストヘイムの草むしりを命じられていた。
「俺は用務員じゃねーっつーの」
 でっけえ溜め息と一緒にタバコの白い煙が空中に広がる。
「口を動かす暇があったら手を動かしてください」
 少し離れたところで同じように草刈りをしていたLBがムッとした声でリオを嗜めた。
「ちゃんと手を動かした成果があるじゃねーかよ」
 草の山をぼんぼんと乱暴に叩いてみせる。
「同じ時間に初めているのになんでこんなに差がでるんですか」


ひといき

露店を出しながら(レド×フリージア)

 レドは、いやレドとフレーゼは今日もご飯を食べなくてはいけなくて、ご飯を買うにはお金が必要なのでプロンテラの大通りで露店を開いていた。
 とはいえ、少し前に不必要になった剣が予想以上に高く売れたのでフトコロの状況には大分余裕があり、また暫くはこの町に留まるつもりでいたので並んでいる自作のポーション類も余裕を持った値段設定だったので売れ行きは良いとは言えず、むしろ暇だった。
「レド」
 道行く人を退屈そうに眺めていたレドの横顔を見ていたホムンクルスのフリージアがぽつりと呟いた。
「・・・・・ん?」
 三拍くらい遅れてレドがやっとフリージアを見た。
「どうしたの?」
 そろそろ退屈になってきた頃だろうか。あまり感情を表さない(表せないのかも?)ので、退屈そうと言えば退屈そうな顔にも見えるフリージアの顔を覗き込んだ。
「神様っているの?」
「・・・・・・・・はい?」
 予想を超えすぎたフリージアの言葉に、レドは異国の言葉でも聞いたような顔をした。
「神様」
「う、うーん・・・」
 誰に吹き込まれたのかとても気になったけど、それよりも何か答えるべきだと思ったので状況に追いつかない頭を必死に働かせた。
「僕も会ったことないからなぁ」
 レドが間抜けなことを言う。
「フレーゼはいると思うの?」
 苦し紛れにレドが聞き返すとフレーゼはコクリと頷いた。
「なんでいると思ったの?」
 と、レドが聞くとフリージアはとても不思議そうな顔をしてレドの顔を見た。
「・・・やっぱりいないの?」
「え?あ。いや、そうじゃないんだけど」
 いつの間にか恐るべき切り返しを覚えていたフリージアに、軽い恐怖と驚きを覚え、同時に関心してしまった。
「んー・・・そうだなぁ。いるかどうかは分からないけど・・・・」
 ちょっと考えてレドは言葉を続ける。
「いた方がいいなら いてもいいんじゃないかな?」
「・・・・・???」
 レドの文字通り神をも恐れぬ不届きな科白に、フリージアは今度は間違いなく不思議そうな顔をしてぱちぱちと目を瞬かせてレドの顔をみた。
 レドは苦笑いする。
「まあ・・・あれだよ」
 くしゃくしゃとフリージアの葉っぱの髪の頭を撫ぜてレドが表情を崩す。
「別にどっちでもいいやってコト」
 納得したのかどうかは甚だ疑問だったけど、それでもフリージアはゆっくりと頷いてポツリと言った。
「レドは”しゅたいせい”がない」

「・・・・・・」
 誰ですか・・・フレーゼにこんな小生意気な言葉教えたの・・・

レドとフレーゼ



〜〜〜読まなくてもいい解説〜〜〜
レドは神様なんて信じてません!いるかもしれないけど大嫌いです!
だってフレーゼを支援してくれないんですから!!!

フレーゼは物語によって言葉が喋喋れたり喋れなかったりするけど、レドの努力の成果なのか最近よく喋ります。

フレーゼはいい子です。かわいいです。

レッドヘリング ーカタコンベでのソロ狩りー

「・・・埋葬されておきながら、何故おとなしく寝ていることもできんのか」
 レッドヘリングの呪に従い、彼を守るように黒煙を上げて炎の壁がせり上がる。
 恐怖も痛みを感じないゾンビ達は躊躇無く炎へと突入するが、腐敗した五体は焼かれ、炎の中で崩れて落ちていく。
 しかし中には炎を通り抜けたゾンビが、レッドヘリングへと迫る。
 レッドヘリングは小さく鼻を鳴らして、右腕をかざす。
「ナパームバルカン」
 瞬間、不可視の衝撃が足枷を引きずったゾンビの腹部を直撃し、白い骨を撒き散らして上半身が汚れた床に這いつくばった。よろめきながらも残った下半身が歩いていたが、彼までたどり着く前に痙攣しながら倒れた。
「この世界には誰に知られることも、果たされることも無く消えていく願い達があると言うに、何ゆえ石の下に身罷られた者達が再びこの地に姿を現すのか」

 カタコンベ(地下墓所)。

 グラストヘイムのカタコンベは1000年前の巨人と人間との大戦争以来、放棄されてきた城。
 朽ち果てた魂は武具に宿り、供養されたはずの肉体すら不死者となって未だに彷徨い続けている。
 魔物の住処と化していたグラストヘイム城は1000年振りに、正当なる城主セリス=グラストヘイムを迎えて無事とは言えない道程を行きながらも復興を遂げたが、その地下は1000年前の惨劇の傷跡をはっきりと残していた。

「他者を道連れにせねば死に切れぬ程の願いがお前達にはあったのか?」
 魔力の炎が、魔力の塊が次々とゾンビ達の体を打ち砕いていく。
「同情が欲しいならくれてやろう。誰にも知られずに死んでゆけぬのなら私が覚えておいてやろう。・・・だが!」
 高く振り上げた杖をレッドヘリングが振り下ろす。ごう、と溢れた魔力が冷気となってカタコンベの湿った土を巻き上げる。
「死に切れずに彷徨えるほど願うものがあるならば、貴様らは何故死んだ!」

 爆発に近い吹雪が地下墓所を踏み荒らす。腐敗した体は凍る前に暴風雪に引きちぎられ、肉体を持たないレイス達はレッドヘリングの魔力の吹雪の中で一瞬で四散した。

「全てを捨て逃げ出すこともできずに中途に死んでいった者達が、生者の望みを阻むなど・・・・恥を知れ!」

 白い嵐が過ぎ去り、レッドヘリングはあるべき姿に戻った墓所を一瞥すると、ずれたローブとシルクハットの埃を払い地下墓所を後にした。

 こんな事を続けても無駄なのかもしれない。
 また数日もすれば、この地は不死者達の徘徊する闇の墓地となってしまうのだろうから。


〜〜〜読まなくてもいい解説〜〜〜
レッドヘリングは詠唱が遅い。
だって彼はAGIWIZなんですもの。

彼はFWと、詠唱の短い念系の魔法で戦うのが大好き。
だからゾンビの多いカタコンとかリヒタルゼンとかが好きなのです。以前にカタコンからゾンプリが消えた時の彼の落胆っぷりは見てて笑えちゃうくらいでした^^

でもハイプリーストのセリス様が治めるようになってもカタコンはゾンビだらけですよねー

でもセリス様が頑張りすぎてきれいになりすぎるとヘリングさんが悲しむので程ほどに・・・・・

レッドヘリングの足跡 (日記小説)

〜〜〜〜〜〜
「ヘリングー」
 呼ばれた声に反応して黒いシルクハットの男がローブを翻した。その顔はいつものように白い仮面に覆われている。
 変わり者のレッドヘリングに気安く声をかけてくる人間など限られているので、レッドヘリングは振り返らなくともその声の主には既に見当がついていた。
「なにか用か?コペル」
 動きやすそうな黒い服に身を包み、腰に二丁の銃が提げた女が走ってくるのが見える。シュバルツバルド共和国から流れてきたガンスリンガーという職業だったが最近ではミッドガッツでも珍しくなくなっていた。
「ヘリングはいつもその黒い帽子だけど、トンガリ帽子は持っていないの?」
「いや、持ってはいるぞ」
 無意識に帽子のずれを直してから、ローブの中から丸まった緑色のトンガリ帽子を取り出した。
「でもヘリングがその帽子かぶってるの見たこと無いな」
 トンガリ帽子を見てコペルの黒髪の間から生える三角の犬の耳がピンと立った。
「気に入らんものは極力使わぬ主義だ」
「使わないんだったら使ってみたいんだけど、だめ?」
「構わんが・・・」
 レッドヘリングはコペルの帽子へ伸ばした手をひょいと避ける。
「主人に頼めば容易く手に入ろう?」
「んー・・・そうだけど、できれば頼りたくはないし」
 レッドヘリングがふむ、と満足そうに頷く。
「なるほどな、持っていくがいい」
「お金は?」
 放られた帽子をコペルが慌てて受け取る。
「私の使っていたものに付ける値など無い・・・・」
 そう言いかけコペルが不満そうな顔に気づく。
「と、言いたいがそれでは対等ではないな。まあ、こんなところか?」
 そう言ってレッドヘリングが二本の指を立てて見せ、コペルが歓声を上げる。

「ありがとねー!」
 手を振るコペルをしっしと追い払い一人になったレッドヘリングは空を見上げる。
 雲ひとつない夏空は青色がどこまでも透き通っていた。
「私も俗物だな。手放さねば力の抑制もできんとは・・・」
 キュっとシルクハットをかぶり直すと、大きく地面を蹴る。
「ではゆこうか、『レッドヘリング(孤独)』よ。本当の魔法を探す旅へ」
 レッドヘリングの体は羽のように舞い上がり、赤い屋根を蹴ってあっという間に空高くへと昇り、消えた。
 


〜〜〜別に読まなくてもいい解説〜〜〜
 レッドヘリングの持論・・・・利便に劣るようなこだわりなど取るに足らん。

 平たく言えばシルクハットの方が好きだけど、やっぱりトンガリ帽子強いよ!だけど本当にシルクハットが好きなら、ちょっとの不便さなんて苦にならないはずだ!ってコトです^^;

 だからコペルさんがトンガリ帽子を欲しがってたときにもう二度とかぶらない決意の為に彼はトンガリ帽子を手放したのでしたー。
 でも手放さなきゃ自制できない自分の弱さに気づいたレッドヘリングは少し悲しくなるのでした。ちゃんちゃん。
 
 ところでレッドヘリングの言う「本当の魔法」ってなんなんだろうね?