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魔術師の望み 〜第三章〜  (2007/11/24)
街には魔術師の望みがあった
男は知恵を対価に望みを求む

その知恵が街の狂気を加速させると知りながら・・・・

唯、望みのままに・・・・

かくして魔術師は望みを手に入れる
望みは今 男の目の前にあった

4つの瞳が魔術師を見上げていた
とても良く似た二つの顔
双子のように良く似た少年

男が手を伸ばす

「お前達は私の望みなのだ」

言葉を解さぬ二人にも男の手の温もりは伝わった
合わせ鏡の笑顔が魔術師に向けられる

予想していた事であった
覚悟していた事であった

少年達の表情(顔)に男が覚えるのは小さな失望
「やはり・・違うのだな」

男は笑顔を『知らなかった』

期待・・・
それは他者への依存
魔術師の嫌い続けた忌むべき感情

「それでも・・・・」

魔術師の表情(顔)が苦悩に小さく歪む

「それでもお前達は・・・私の望みなのだ・・・」



無邪気に見つめる二つの顔は・・・どこか男に似ていた

〜〜〜〜
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カテゴリ:孤高の魔術師
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